アンジュルム・太田遥香ちゃんの活動休止が発表された。理由は、ハロー!プロジェクトのルール違反の発覚。
公式発表の前から狼*1で騒がれていて、事務所はどういう対応をとるかな、と静観しているところだった。
私は正直、致し方ない結果だと思う。
一発解雇にならなかったことは、本人の反省や16歳という年齢を鑑みた、寛大な処分であると思う。
彼女が犯した(とされる)、ファンとの繋がり及び内部情報の漏洩は、一歩間違えれば、第二のNGT問題*2になりかねなかったからだ。
個人的には、彼氏発覚なんかよりも重大なルール違反だと捉えている。
その事実を重く受け止めて彼女には反省していただき、より成長した姿で、再びステージの上で会いたい。はち*3、あなたのキラキラとした姿を、私は待ってるよ。
そこで、こういうときいつも考えさせられるのは、【プロ意識】だ。
アイドルとしての【プロ意識】ってなんだろう。
プロとしての、歌、ダンスの高いパフォーマンス力。ビジュアル維持に、神対応。努力する精神。
高いコンプライアンス意識。
もちろん、どれも重要で必要である、と同時にそれを求める事務所側もマネジメントの【プロ意識】が必要だと思うし、受け取る私たちにも、ファンとしての【プロ意識】(という表現はどうなのだろうかとは思うけど)が必要だと思う。全てそれはお互い様の関係なのではないか。
今回彼女が繋がったファンは、SNSで彼女と繋がった内容を流出させた。百歩譲って、自分の推しと繋がったことを容認したとしても、それを見せびらかすのは、どうなのだろうか。その行為ひとつで、自分の大切な推しがどうなるかわからなかったのだろうか。男性アイドルのにおわせ彼女にも言えることだけど、一歩先の想像力を働かせることはできないのだろうか。
はちと繋がったファンのやりとり(と思われるもの)が、アイドルとファンという括りを忘れて見ると、普通の友達同士のやりとりすぎて、とてもつらくなる。
自分に置き換えた時、会社の話を友達にだったら、まさかそれを誰かに話してしまうなんて思わずに、言ってしまうこともたくさんあるよな、と思って、16歳の少女の、押しつぶされてしまいそうな気持ちを、感じ取れた気がする。
もちろん、そのリスク回避こそが【プロ意識】であり、もちろん、今回のはちの行動は悪いし、はちを擁護するわけではないのだけれど、ファンにはファンのマナーがあってしかるべきだし、難しい言い回しだけど、ファンも【プロ意識】を持って、アイドルと接しないといけないのでないか、と思う。
冷たく突き放すだけは誰にでもできる。
彼女を取り巻くアンジュルムという家族には、一度挫けてしまった心を、一度躓いてしまった彼女を、ちゃんと叱って、ちゃんと支えて、ちゃんと諭して、ちゃんと笑ってほしい。
それも、仲間としての【プロ意識】であってほしい。