気まぐれに開設したこのブログ。
なにかきっかけがないと記事を書けないなあ、と悩んでいたときにいいお題を見つけたので、初投稿は「ジャニヲタになったきっかけ」をテーマに文章を書くことにした。
まず最初に注意していただきたいのは、私自身「ジャニーズ」全体には興味がないこと。あくまで私が好きなのは「関ジャニ∞」単体で、その他のグループには興味と知識がないことだけは先に述べておく。(大体一般人レベル)
狭義の意味では「ジャニヲタ」ではないが、広義に捉え、書いてみる。
私が、いわゆるエイター*1になったきっかけは、下心だ。
これだけ聞くと、はて?となるかもしれないが、この一言に尽きる。
きっかけは、下心だった。
高校に入学して、とても気が合い、話ができる友達ができた。
今まで友人関係に悩み、学校でろくに友達がいなかった私にとっては、とても嬉しいことだった。そこで思ったのは、"彼女との「共通の話題」が欲しい"。(恋ではない。)
彼女の好きなものを勉強して、一緒に話せるようになりたい!と本気で思ったのだ。(何度でもいうが恋ではない。)
彼女が一番好きなもの、それは「関ジャニ∞・渋谷すばる」だった。
これを知った時、正直私は頭を抱えた。
タイトルにもあるが、私は生粋のハロヲタ*2であった。なお現在進行形である。
最近はハロヲタとジャニヲタを兼任する女ヲタが増加傾向にあるが、当時の私にとってジャニーズは敵であった。
「ASAYAN」*3をテレビにかじりついて見ていて、物心がつくころには既にハロヲタであった私にとって、つんく♂さんの音楽が自分の音楽の基盤であり、つんく♂さんが手掛けるもの、ハロプロこそが全てだった。
小学生の頃、当時モーニング娘。は全盛期真っ只中。まわりの女の子もみんなウォウウォウイェイイェイ*4していた。
しかし、そんな女子たちも小学校高学年になると、「あいぼん」「のん」*5と言っていた口が、そろいもそろって「山P♡」「亀ちゃん♡」と言い出した。
ジャニーズの襲来だ。
「ごくせん」や「野ブタをプロデュース。」が爆発的にヒットしていた頃。
女の子はみんな、NEWS(山P)とKAT-TUN(仁亀)に恋していた。
女どもが色気付きやがって!!!!!!何がやまぺーじゃ!!!けっ!!!!
当時の私は本気でこう思っていた。まわりは、モーニング娘。から離れ、ジャニーズにシフト。今までみんなでなっち*6が出るまでランダムのブロマイドパック買ってたじゃん!ケメコ*7とジョンソン*8の3枚出しでガキさん*9に渋々交換とかあったじゃん!なんで、よくわからない駄菓子屋で売ってる非公式の山Pの免許証カードを大事に持ってるの!?なんなの!?
「スマスマ」や「学校へ行こう!」など、ジャニーズの冠番組も好きで普通に見ていたので、バラエティタレントとして見ている分には、特に何の嫌悪感も抱かなかったが、「アイドル・ジャニーズ」は、紛れもなく私の敵だった。キラキラしおって。
そんな悪しく刻まれたイメージに頭を抱えたが、救いがあった。
それが「ジャニーズだけど関ジャニ∞」ということだった。
演歌でデビューし、こてこての関西弁でよくわからない関西の曲を歌う陽気な兄ちゃんたちは、わたしの中の悪しきキラキラジャニーズアイドルとはかけ離れていた。
「ああ、この人たちはジャニーズのいじめだ。」と思っていた。
また、当時習い事で仲が良かった1つ上の友達が、亀梨と錦戸亮ちゃんの掛け持ち担だった。その子の家に遊びに行くと、なぜかわからないけど、KAT-TUNでも、NEWSでもなく、関ジャニ∞の曲が流れていた。2005~2007くらいによく遊んでたから初期のメジャーな曲は大体耳に残っていた。
そしてなにより、彼女と共通の話題がほしい!!!!と熱望していた私の頭は、
彼女の趣味を理解する>>>>>>>>>>>>>ジャニーズへの敵意
一念発起し、関ジャニ∞のことを勉強することにした。
手始めにテレビに関ジャニ∞が出ていたら見るということからはじめた。
丁度その時やっていたドラマが「パパドル!」*10。とりあえず見ることにした。
ドラマによく出ていたから錦戸亮のことは知っていた。当時の認識は「麻生君*11はかっこいいけど顔が足の裏の人。」
ドラマを見た。悔しかった。不覚にも錦戸亮かっこいいと思ってしまった。
ドラマとはいえ、本人役だったから、本人がかっこいいと思ってしまった。
今まで見ていたドラマのように、麻生君がかっこいい、ではなく、錦戸亮がかっこいいと思ってしまった。これをきっかけに私は勉強に熱が入ってしまった。
まず、全員顔と名前を一致させることを決意した。
当時の段階で一致しているのは、3名。
彼女の大好きな渋谷すばる(頭がパイナップルの人)、足の裏錦戸、関ジャニの中で一番イケメンな大倉君の3名。ここまでくるとエイターに刺されそうだ。
村上横山の一致は早かった。テレビに出てて前にいるのはいつもこの二人だったし、よく喋ってた。すごい喋るホリ*12と白い人!
鬼門は、丸山と安田だった。どうしてもどっちがどっちかわからない。
彼女に助けを求めた。「可愛い方が安田、面白い方が丸山。」すぐに覚えた。
(ちなむと、内くんはドラマ見て知ってました。)
これで完全に7人を覚えたわたしは、TSUTAYAで出てるアルバムを片っ端から全部借りた。あと、「関パニ」*13のDVDを借りた。
バイトをしていない貧乏高校生にとっては大きな出費だったが全ては彼女と話をするため。迷いなく、TSUTAYAにお世話になった。(何度でもいうが恋ではない。)
「関パニ」を見た。衝撃が走った。
私の認識は間違っていなかった。彼らはただのキラキラジャニドルではない!
つんく♂さんプロデュースのださカッコイイハロプロが大好きな、王道ではないアイドルが好きな私にとって、一番欠かせないポイントを彼らは容易につかんできた。
アイドルなのにハロモニ。*14でカツラをかぶってコントしたり、めちゃイケ!でバカを露呈されたり、当時大阪出身一人もいないのにシングルで「大阪恋の歌」発売されたり・・・
そんなところが、しょうもないゲームを全力で取り組み、罰ゲームで粉まみれになっている姿と重なった。
その勢いのまま、曲を片っ端から聞いた。
初期のおちゃらけ曲は知っていたが、その後に出たものやアルバムのかっこいい曲をはじめて聞いて、そのギャップにやられた。
ハロプロみを感じてしまった時に、もう私の負けは決まっていた。
彼女が好きなものが嵐だったら、わたしは嵐に落ちていたかと言われたら、勉強はしても多分落ちていなかったと思う。一度嵐担の子と嵐コンのDVDを見たが、特に何も思わなかった。
(別に嵐に魅力がないというわけではなく、わたしの趣味嗜好の話。)
彼女が好きなものが、関ジャニ∞でよかった、あの時勉強してよかった、と思っている。
その時はまだ沼だとは気づいていなかったが、そんなこんなで滑り落ちる様に下心から関ジャニ∞の沼に落ちた。
パパドルの翌年は、大学受験なこともありテレビを見るくらいのライトな好意で、大学1年生の時はバイトでお金ができたのを良い事にハロプロのコンサートに足しげく行っていたので、ライトな好意継続だった。
しかし、大学2年、お金も落ち着いた年に関ジャニ∞はデビュー10周年をぶつけてきよったのだ。露出が増える増える。楽しい。楽しい。
そこで沼だと気づいた。
その為初めていったエイトのコンサートは「関ジャニズム」と遅咲きだったが、今では、地方アリーナ?当たったとこどこでも行ってやるよ!!なちょろいヲタとなった。ちなみに最初に提示した通り現在進行形でハロヲタなので、「関ジャム」でモーニング娘。とダンスセッションした時、興奮しすぎて発熱した。
その話もまた今度できたらいいと思う。
PS. 下心を持たせてくれた彼女は、今では良き相方です。