2015年夏、彗星の如くあらわれた謎の女性(?)7人組アイドルグループ•キャンジャニ∞。
関ジャニ∞の妹分を名乗り、彼らのステージでゲストパフォーマンス見せてくれた彼女(?)たちに、幾度となく翻弄させられてきたのはきっと私だけではないだろう。
こと私に関しては、2015年、デビューから11年間ずっと推してきたアイドルグループ•Berryz工房が無期限の活動停止期間に入り、ああ、これから私はベリちゃんへの情熱を誰に向けていったらいいのだろう、と悲しみに暮れていた。
そんな失意の中、ベリちゃんと親和性が高いことで定評のある関ジャニ∞に似た姿の女性アイドルが出てきたもんだから、もう私の胸は弾けんばかりだった。
(エイトとベリの親和性が高い話はまた別の記事が書けたらと思っている。)
キャンジャニちゃんのハロプロカバーを私が考えないわけがない。
そこでキャンジャニちゃんデビュー1周年を記念して(?)、超個人的キャンジャニメンバーに歌ってほしいハロプロ曲7選を紹介しよう。
本当はこれ以外にも個人個人に歌ってほしい歌は山ほどあるのだが、全部あげていたら世界が滅亡するので、今回は1人1曲ずつ。
今後、グループ編、ユニット編と展開していきたい。
では、ソロ編へ。
横子
2009年発売、モーニング娘。39枚目のシングル。プラチナ期*1に代表されるしみったれた女の歌だ。
横子お姉様には、自分の方が圧倒的優位なのに母性本能くすぐる系男子を捨てきれないしみったれた曲が似合うと思うんですよ!
「まったく… もう」って横子お姉様に言われたくありませんか!?仲良しの村子ちゃんに「横子、あんなヒモ男のどこがいいのよ、あんたバカじゃない!?」って言われた横子さんに、「…そうね、私、バカよね」って憂いに満ちた微笑みで返されたくありません!?
そんな横子お姉様にぴったりなストーリー性を夢追い人は持っていると思うのですよ…
ヒモ彼氏の寝顔を見ながら洋服にアイロンかける横子さんを想像しながら聞くとより一層楽しめます。
すば子
「悔し涙 ぽろり」 / 中澤ゆうこ
Yuko Nakazawa - Kuyashi Namida Porori
2001年発売、中澤ゆうこ(中澤裕子)5枚目のシングル。彼女がモーニング娘。在籍中ソロでのラストのシングルであり、平仮名ゆうこ名義での最後のシングル。
この曲は、前述の横子さんとは違い、ストーリー性というよりは、曲調がすば子(すばるくん)に合うので歌わせたいもの。
少し歌謡曲チックだけど、「浪花いろは節」くらいポップないい塩梅の曲に、すば子ちゃんの声を合わせたい。すば子ちゃんはチャラチャラキラキラしたアイドルソング歌う感じではないんですよ。
村子
「私の魅力に 気付かない鈍感な人」 / モーニング娘。(光井愛佳)
2009年発売、モーニング娘。9枚目のアルバム「プラチナ 9 DISC」に収録。光井愛佳のソロ曲。
村子ちゃん(村上さん)のキャラそのものだと思うのです。
もともとモーニング娘。一不遇のメンバー*2と言われている8期・光井愛佳のソロ曲であり、そんな彼女にぴったりな「鈍感」。
村子ちゃんの決して可愛いとは言えない女装姿、バラエティでの活躍から出る、「ジャニーズではない」「ブサイク」「うちわが売れない不人気メン」のような揶揄。愛佳と度合いは全く違うが、重なる部分がないとはいえない。
でも、本当は可愛いし、アイドルだし、ちゃんとしてる彼女の魅力に気付かないなんてほんと鈍感なんだから!!!そんな怒りと呆れのメッセージを素敵な曲にかえて伝えたい。
ちなみに私は、非ヲタで「村上wwwwww」と言ってくる奴には、「村上さんのかっこよさがわからないなんて人生10割損している」と返す。*3
なにより、コンサートでのコールがとても楽しく、すさまじく盛り上がる。
Aメロの名前コール、BメロのPPPH*4に合わせた名前コール、サビでは手拍子とともにぐるぐる。
コールの楽しみを全部詰め込んだような一曲。「コールのことも考えて曲作りをする」とつんくさんが何かの媒体で発言していたのを見たことがあるが*5、全部を理解した上で愛佳のためにこの曲を書いたのかと思うと涙が止まらない。
村子ちゃんのために、会場を紫色のサイリウムで埋め尽くしたい。*6
丸子
2012年発売、モーニング娘。13枚目のアルバム「⑬カラフルキャラクター」に収録。道重さゆみのソロ曲。
丸子ちゃんのイメージは「THE 王道アイドル」。
そのため、21世紀に生まれたソロアイドルの頂点、トップオブアイドルといっても過言ではない、あややこと松浦亜弥の曲とどちらを割り振ろうかとても悩んだ。*7
しかし、あややは歌も上手で、踊りもできる。おまけに顔もかわいい完全無欠な真のアイドル。
丸子ちゃんはそれとはちょっと違う気がした。
丸子ちゃんは、倉子曰く「ブサイク」で(確かに男顔ではある)で、愛嬌あるウザさ(褒めてる)は、正統派アイドルとは一線を画している。(歌は上手。)
モーニング娘。のレジェンド・道重さゆみは、プロが憧れるプロのアイドル。それこそ、「THE 王道アイドル」だ。
しかし彼女には欠点がある。歌が壊滅的に下手(音痴)。
丸子ちゃんと同じ、欠点を愛嬌に変えるアイドルなのだ!!!!
ナルシストチックなところがこれまたぴったり!!!
さゆみんも口のほくろがチャームポイントですしね♡
この曲「ラララのピピピ」は、道重をイメージしてつんくさんがつくった楽曲。歌詞も、アイドルだから恋愛が足りないのよピヨピヨとぷかぷか妄想できるものや、ひたすら自分の可愛さをアピールしています。
カワイイ子は~? \まるこ~~~~♡♡/
安子
「フォレストタイム」 / ハーベスト
2012年発売、 同じくSATOYAMA movement 企画内ユニットであるピーベリーと「キャベツ白書/フォレストタイム」の両A面として収録。
みんなのアイドル安子ちゃん。7人の中で一番選曲に迷った。
自分の推しメンであるのもそうだが、安子ちゃんは器用すぎる。どの曲もなんなくこなして歌えそうな気がするのだが、その反面他のメンバーと違い、安子にピッタリ!とすぐにハマる曲がなかなか見つからないのだ。
そのためイメージ戦法で攻めた。安子ちゃん・・・沖縄・・・自然・・・
ハッ!ハロプロには伝家の宝刀SAYOYAMA・SATOUMI*8があるではないか!
SATOYAMA SATOUMI内で何か合う曲はないかなあと探した結果が、「フォレストタイム」だった。安子ちゃん=海 なのだが、どうも「エイヤサブラザー!」*9ははまらなくて、「海岸清掃男子」*10と競ったが、素朴感、こなれてない感、などいろいろ考えた結果、「フォレストタイム」が一番ぴったりだと思う。
深呼吸をしてみた
空気がとても美味しい
の歌詞が安子(安田さん)ぽい。
愛する事に慣れないけど愛してるのはじ・じ・つ♡をやってほしい願望も大きくあり。
しかし多分安子はどう考えてもテントキャビン知ってるよね!
錦子
「私の心」 / スマイレージ
2014秋 FULL CHARGE 08 『 私の心 』 S/mileage ( 和田 福田 中西 竹内 勝田 田村 )
2013年発売、スマイレージ(現・アンジュルム)2枚目のアルバム「②スマイルセンセーション」に収録。
彼氏が大好きだけど、そんな彼は優しすぎてあんまり積極的にこない。でも自分からきてとも言えなくて、この繋いだ手からテレパシーで感じとってよ、私の心見てよ!
という、高校生くらいの甘酸っぱい恋を歌った曲。
あーーー!もう好き!!!おっさん*11が書いたとは思えないほど繊細で女の子すぎる歌詞・・・・
内向的で人見知りの激しい錦子ちゃん。
でも本当は誰よりもおしゃべりで、ノリたがりで、楽しいことが大好き!なのにその性格ゆえ、なかなかまわりには伝えられない・・・
その上、恥ずかしがり屋だもん、そんなの無理だもん・・・
ガビーーーン!!も楽しそうだけどいざやると恥ずかしすぎて、タンバリン振り回しちゃうんだもん・・・><*12
そんな経緯より、錦子ちゃんがこの「私の心」のヒロインだったら萌えすぎてやばい。
はまりすぎる。最後の歌詞「見てくれない」を錦子ちゃんのか細い声で歌ってほしい。
倉子
「記憶の迷路」 / High-King
2008年発売、High-King 1枚目のシングル「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」のカップリングとして収録。
そもそもこの企画、「倉子に記憶の迷路を歌わせたい」という強すぎる願望からスタートした。倉子の記憶の迷路ありきの企画バンザイ。
倉子って、ビ○チキャラでまあ本当にそういう節あるんだろうけど(失言)、実は中身は結構乙女で、叶わぬ恋をしていることを悟られないためにいろんな男と関係をもって自分の利益にする、かわいそうな女の子という勝手なイメージがあった。
(すべてキャンジャニの自己紹介コメントからの妄想)
この曲「記憶の迷路」 は、今彼は優しいし幸せだけど、昔の昔の元カレに未練ありありで思いをはせる、今でも好き(?)みたいな曲。
その歌詞中の元カレっていうのが罪な男で、会いに来てくれる回数は今彼よりも少ないし、連絡も頻繁にはくれない。けど、会ったときは思いっきりツボで甘い時間をくれる男なんですよ!
倉子ってなんかそういう男一途に愛して、でもダメで、適当な男でさみしさ紛らわすのめっちゃ似合う…………
今はこれでも幸せなのよ
やさしい彼氏も好きよ
あなたよりずっと会いにきてくれる
倉子の挑戦的でさみしい目で歌われたい。
結論
つんくさんキャンジャニ∞に曲ください。
*1:5期メンバー•高橋愛がリーダーに就任した2007年から、6期メンバー•亀井絵里、8期メンバー•リンリン、ジュンジュンが卒業する2010年までの期間を指す。名前は、2009年に発売された9枚目のアルバム「プラチナ 9 DISC」に由来。
*2:ルックスも大きな要因ではあるが、喋り方や声など、拒否反応を示す人が多く、誹謗中傷の標的にされ、モーニング娘。停滞の象徴とまで叩かれる近年稀に見る程の嫌われ方であった。5年のブランクを空け加入した9期への指導は、可愛い子いじめのように捉えられていたが、先輩メンバー達は、中間管理職の嫌われ役を買って出てくれたと感謝するように、メンバー間からの信頼は厚かったように思う。
*3:「人生でハロプロを知らない人は10割損してる」by 譜久村聖(モーニング娘。)
*5:覚えていないので、ぜひわかる方いらっしゃったら教えてください。
*6:偶然にも愛佳のメンバーカラーも紫であった。
*7:「ね〜え?」と競っていた。
*8:日本の都会の若い世代へ「里山」の文化を紹介し、里山の過疎化を防ぎ維持・再生を図る活動で、アップフロントグループにより実施されているプロジェクト。里海も同様。この企画を基にしたテレビ東京系の番組「ハロー!SAYOYAMAライフ」でハロプロメンバーは芋掘ったり、DIYしたり(させられたり?)して、ユニット組んで歌まで出した。
*10:同じくSATOUMIユニット・HI-FINの楽曲