カントリー、アンジュと続いて、Juice=Juice…
ハロプロのシングルリリースラッシュのせいで、レビューを書くのに追われている。
そんなこと行っている間に次週には、℃-uteの発売があるんだからもう嫌になっちゃうわ!
自分でちゃんと書くと宣言したんだから(してないど)書きますよ!今回はJuice=Juiceの最新シングルレビューです!
さて、もぎたてフレッシュだった彼女達も気づけば、デビュー3年目。ドラマ『武道館』での抜擢、単独武道館公演決定など、Juice=Juiceは、次世代ハロプロを充分担えるユニットになった。
今回は、単独武道館が決まってから初のシングル。
Dream Road~心が躍り出してる~/KEEP ON 上昇志向!!/明日やろうはバカやろう(初回生産限定盤A)
- アーティスト: Juice=Juice
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: CD
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1. Dream Road〜心が踊り出してる〜
Juice=Juice『Dream Road~心が躍り出してる~』(Juice=Juice[Dream Road 〜My Heart is Dancing〜])(Promotion Edit)
本シングルのリード曲であり、唯一のつんく曲。
つんくさん天才………!!ってつんくヲタはなるけど、多分一度聞いただけじゃ良さがわかりにくい、つんく独特のスルメ曲だと思う。
無論つんくヲタの私は好きです。
歌い出しの、
するべきことをやり終えた夜
チョコのご褒美
ここら辺の言い回しのつんくらしさが特に好き。女の子の、頑張った感を出す曲かな?と思いきや、はじまる人生訓。
周りの目があってこそのアイドルに、
私の人生 そう私のね
誰かの目線や うわさとか
関係ないよ どうでもいい
と歌わせる。そう、彼女達はアイドルである前に、一人の女の子だ。その女の子達が自分たちの意思で持った夢が、アイドルであっただけ。
その夢の為に自信持って、恐れることなく進む。そこには踊る心があるんだ。
なんかそんな感じがして、響いた。
あとから、 つんくさんのライナーノーツ、「アーティストのため」、言葉のいろいろに納得した。
Juice=Juice 2016年10月26日 Sg「Dream Road~心が躍り出してる~」|つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」 powered by アメブロ
MVの逆再生が、オシャレ。お花がぶわーってなるのとか、音と画がはまっていて、良い。
最近のハローのMVのクオリティ、少しずつ上がっている気が。ディレクターさん変わったのかな!?
不満といえば、ダンス。モダンダンス?というの?色々と中途半端な感じが出ている。前衛的な物作りたいならもっと振り切らないと。アンジュくらいの人数でやったらまた雰囲気変わるのかもしれないけど。JJの規模感でやるなら、もっと振り切ってほしい。
一曲として確かに、単独武道館を飾るのには、インパクトが足りないのは否めないが、まだまだ育つ曲だし、育てる曲かと思う。
2. KEEP ON 上昇志向!!
Juice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』(Juice=Juice [KEEP ON: The Ambition to Succeed!!])(Promotion Edit)
私が つんく先生の次に好きな音楽プロデューサー・ヒャダインこと前山田健一氏が作詞曲。
衣装がダサい!テラテラのレッスン着みたいな。れいな*1とか着てたでしょ??みたいな。あの、あれです。嫌いじゃないです。まあ、マイケルさ出すならもう少し、カッコイイ方がよかったかとは思うが、そこに行き着かないのがハローの良さじゃないんですかね。ダサい。
前述の様に、ダンスは完全なるマイケルパロ。
スリラーとか、ムーンウォークとか。『Dream Road〜』同様、中途半端さが目立つかな。マイケルパロするなら、やりきれよ!感は否めない。サビの手をブラブラさせる振りの、ダサさは嫌いじゃないです。この歌詞、曲にその脱力的な振りいれてくるのか、うむ、やれ、みたいな。ただ軸はブレブレです。
曲は、さすがヒャダ先生。音楽プロデューサーとして、ちゃんとハローを知っていて、リスペクトを持って作品を作ってくれているのがすごくわかる。
「自分なんて ここまで止まり」とか
笑う顔は 笑えてないね
こういうとこから、らしさも見えて私はとても好き。音の感じ、詞の感じ、スムーズに入る。3曲の中で一番キャッチーですしね。
ただ、ヒャダ先生が以前ハローに提供してくださった『チョット愚直に!猪突猛進』*2が、すごく良かった分、ヒャダ先生!もうひとこえできたかな〜……!!と思ってしまった。
しかし、ヒャダ先生!これからもハローに楽曲提供をお願いします!
3. 明日やろうはバカやろう
Juice=Juice『明日やろうはバカやろう』(Juice=Juice[“I’ll DoItTomorrow”AretheWordsofaBuffoon])(Promotion Edit)
まろ こと 元スマイレージ(アンジュルム)の福田花音作詞曲。作曲は、板垣さん。ハローの曲で名前をお見かけするの編曲しかなかったから、アレンジャーとばかり思っていたら、48Gの代表曲の作曲ガンガンやられてて、びっくりした。
さて、3曲の中で一番話題の問題作。各所で叩かれに叩かれまくっていますが…
まろの作詞の出来に関して、私はクソ曲だとそこまで叩かれる必要あるかな?と思っている。歌詞自体は、女子から見て、女子あるあるをうまく書けていると思うし(まろらしいといえばまろらしい)、意味なさそうなことをAメロBメロでつらつら書いといて、サビから規模感急に大きくなる感じに、ハロプロらしさもちゃんと感じる。なにって、
みんな事情がおありです
このフレーズ、最高だと思う。
「みんな事情があるんです」とか「あるんだもん」ではなくて、「おありです」をハメてくる所、まろにセンスを感じた。
ただやっぱり、歌詞が音にハマりきっていないのは問題かなと。詞がうまく音にハマってないから、歌いにくい聞きにくい覚えにくい、というところが問題であって、中身については酷評されるべきではないと思う。それがこれからのまろの課題になってくるのではないか。
【総括】
今回は作品自体の一つの一つの出来がとにかく気になるシングルだった。前作『Next is you!/カラダだけが大人になったんじゃない』が素晴らしすぎたから、その分、残念感はある。Juice=Juice本人達、メンバーのスキルについては、よくいえば安定的、悪くいえば成長と面白みが見えない。カントリーやアンジュのレビューにはメンバーについて色々書く事あったけど、JJのこのシングルでは、特に…ってなってしまったのがさみしい。
しかし、単独武道館公演は待っちゃくれない!あと少しの期間で、この曲含めどれだけ仕上げてくるかに期待!行きます!
PS. 前回と変えて、iTunesの視聴ではなく、YouTubeのMVを貼っつけてみたのですが、どちらの方が良いでしょうか。レスポンスあるとありがたいです。