会わない後悔より会う後悔。

Hello!ProjectとSUPER EIGHTEを愛するアラサーOLの戯言

私事ですが、卒業しました。

めちゃめちゃ私事ですが、本日大学を卒業しました。

小学生から16年続いた学生生活が終わった。

 

思えば、親には迷惑と心配をかけにかけまくった学生生活だった。

通学路通って帰って来ないし、学校行かなくなるし、ご飯食べなくなるし、変な持病持って保険料高くなるし、受験日にインフルエンザになったかと思えば車にひかれるし、バカ高い金塾に注いだのに大学受験失敗するし、反対押し切って山登りはじめるし・・・

ちょっと待って自分で書いてても、あまりにも親不孝すぎてびっくりしてる!

しかも結構簡潔に書いてこれだから本当どうなの自分!困っちゃうわ!!

 

それでも見捨てずに育ててくれた両親と、いつも味方になってくれた兄に感謝の気持ちでいっぱいです。

家族の協力、周りの理解があったからこそここまで生きてきたわけだけど、それを踏まえた上で学生生活で感じた教訓をいくつか覚書します。

 

①受験は家に帰るまでが受験です。

高校、大学、大学院など受験というのは、人生の節目節目に訪れるもの。そしてその受験は、試験会場でいかに力を発揮するか、それが重要視される。しかし、これは声を大にして言いたい。家に帰るまでが受験です!!!

 

 高校受験の3日前に流行が下火になっていたインフルエンザに感染、発症。

先生方の尽力の末、別室受験できることに。いやぁ、あの頃の担任には頭が上がりません。

予防接種のおかげで速やかに熱は下がったものの、止まらない咳。そして、なぜかホールクラスの広い教室に一人放り込まれる。

寂しさと咳にたえながら、なんとか自分の出せる力を出して受験を終えたわけだけど…

 

学校出てすぐの交差点で、車にひかれました\(^o^)/

 

まあ救急車で病院に運ばれましたよね。

まあ原因は車の信号無視なんですけど、軽い打撲ですんだんですけど、ただの交通事故です。

 

交通事故は非常に面倒臭い。インフルエンザの体に鞭打って、警察署に事情聴取されに行かなきゃならないし(交通費出ない)、双方の保険屋さんとの連絡も面倒臭いし、病院の診断書うんぬんも面倒臭い。私の場合事故の相手がまともな人だったから良かったものの、これがヤバイ奴だったらどうなってたことやら。

無事に受験は受かっていたからよかったけどなんという泣きっ面に蜂。

だからみんな、試験が終わってホッとしすぎて、信号が青だからって不用心に歩くのは危険だよ!そもそもインフルエンザに感染しないように日頃から免疫力を高めろよという話。

 

遠足、受験、この2つは必ず家に着くまで気を抜いてはいけない。

 

②受験・就活によるヲタ卒はできません。

 高校受験の時に一度ヲタ卒を試みた。当時(も)、若手俳優ヲタだった私は、受験生である一年間、推し君の出演ドラマはリアルタイムで一切見ない、イベントごとも行かない、雑誌も買わない、と徹底してヲタ事から自分を遠ざけた。でも、受験が終わって普通の生活を取り戻しても、熱が冷めることなんて全くなかった。むしろ自責の念にかられて、耐えられなくなった。

ヲタ事を遠ざけておくと、色々な情報がこぼれ落ちてしまう。何であの時の推し君をリアルタイムで追えてなかったんだろう、こんなこともやってたなんて知らなかったつらい……

そう思ったら、ヲタ卒できなかったどころか、休止していた時期よりもさらに熱が入るようなり、絶対に推し君の情報は零さない…どんな番組も録画する…という熱い使命感をより強く持つようになってしまった。

 

ハロプロ熱が俳優熱を越し、ゴリゴリのハロヲタとして精力的活動を見せていた大学受験時も、勿論ヲタ卒を試みてはみた。

しかし、大学受験のストレスって想像以上に半端ないもので*1、しかもそのストレスっていうものは、反動が酷い。

ヲタ卒するどころか、娘。の動画を見ることが受験期唯一のストレス解消になってしまった。

今でも忘れない、モーニング娘。52枚目のシングル「Help me!!」の発売日。*2

あれはセンター試験が終わってすぐ、志望校の受験日との丁度間の期間。夕飯を買いに行くという口実で塾を抜け出し、CDショップに駆け込み、「Help me!!」の初回限定盤Aを買い、バレないように戻ってきたこと… 志望校受験が迫る受験生とは思えない行動!!!

良い子はマネしちゃダメだよ!

ちなみに第一志望には落ちて、第二志望の大学に受かり進学しました。

 

就活時は、以前の経験からそもそもヲタ卒することを諦めた。結果ヲタ卒は無理だった。*3

ヲタ卒と就活をいかに両立するかに命をかけていた。最終面接に落とされた後泣きながら、アンジュルム田村芽実ちゃん卒業公演を見に行ったし、ヤケクソになって翌日のモーニング娘。鈴木香音ちゃんの卒業公演も見に行った。

下手に抑制せず、自分の中の優先順位をしっかり決めて、ヲタ活した方がよっぽど精神衛生上良いことに気がついた。

第一志望の業種にはいけなかったが、第二志望の業種で一番行きたかった所に内定を頂いたので結果オーライである。

 

心情的には、受験や就活でヲタ卒できるって

\言ったじゃないか!/

って感じだけど、まあ無理です。

 

③ヤバイと思ってからでは遅い。

仕事や病気、人間ヤバイと思った時にはもう手遅れなことがほとんどだ。

ヤバイと思う前に、ヤバイかもしれない……くらいの時には行動しないと、体も心も壊れてしまうし、取り返しのつかないことになってしまう。

 

中学生のある日突然、私は学校に行けなくなった。

 

私はいわゆる、成績優秀な優等生ポジの生徒だった。三者面談も家庭訪問も特筆すべきことなく、巻きで終わらせられてた。

 

でも実際の私はそんなことなかった。確かに勉強は出来た方だったし、表立って誰かと揉め事を起こすこともなかった。けれど、人間関係って表立ってアレコレするなんてこと早々なくて、特に年頃の女子なんかすごく陰湿で、先生の見えない所で、色んないざこざが起きている。

私もそんな見えないいざこざに巻き込まれた一人だった。裏切りとか、嫌がらせとか、仲間はずれとか、じわじわ広がる辛さにいつもSOSを出していたけど、どうしても周りにいる大人は、表立ってグレてる子、いじめられてる子、手のかかる子の処理に追われて、優等生の話に取り合ってはくれない。

「気にするな」私がとある大人にSOSを出してもかけ続けられた言葉。それは呪いの言葉で、私なんかの悩みなんて大したことなくて、こんなことで悩んでつらいと思っている自分は甘ったれなんだ、と思わせる言葉だった。

そんな自責を積み上げられて限界点に達したのだろうろか、プチンと糸が切れたように、家から出れなくなった。どう頑張っても学校に行けない体と心になってしまった。

 

この時はじめて、私ヤバイなぁ、って思った。

でも、こんなの思ってからじゃ全然遅いんだ。

その後、ありがたいことに親の理解があって、ちゃんとした診断を受けて、ちゃんとした治療を受けさせてもらった。そのおかげで1年かかったけれど、ちゃんと学校にも復帰できたし、今こうして普通の生活を送れるようになった。

でも若い学生の1年って相当な期間であることを今でこそ重く感じている。

ヤバイと思ってからじゃ遅い。表立って問題を起こすことが良いことだなんて言わないけど、気づいてくれない人に気づかせる一つの手段であることも、心に留めておいてほしい。そして、子どもを持つ方にも心に留めておいてほしいのは、「気にするな」って言葉。ときに魔法の言葉にもなるけど、ときに呪いの言葉にもなること。

全ての先生がそうだとか悪いとかそういうことではないけれど、どうしても先生に求められるものはさっき言ったような大きな揉め事を処理することになってしまう。だからこそ、小さなSOSを、子どもの一番近くにいて一番頼れる大人の親までも「気にするな」だけで片づけないでほしい。モンスターペアレントになれとは言わないけれど、親が言うことでとりあってもらえる事案もあるので、そういう時には、手を貸してあげてほしい。

 

ヤバイと思ってからでは体は動かない。

限界点に達する前に、体がまだ動くその時に、自分の身を守ってください。

 

④人生なんとかやり直せる。

もう前述した通りです。

勿論自分だけの力でどうにかしたことはない。周りの人の協力、助けがあってこその話ではあるんだけど、どんだけ失敗しても、軌道修正しようとか、新しい道を開こうって気持ちさえあれば、人生なんとかやり直せるものだ。

 

不登校になって、持病持って保険料高くなったって、本当はもっとショッキングなことあったけど、それでもちゃんと高校進学できるし、大学にだって行ける様になる。

第一志望の大学に落ちたけど、”滑り止め”じゃなくて”第二志望”の大学を選んでおけば、充実した大学生活だって送れる。

第一志望の業種に落ちまくったけど、第二志望の業種の内定はすんなりいったりもする。それって本当に自分のこと欲しがっている、向いているのはそっちだったって神のおぼしめしかも、って思うと気が楽になる。

ポジティブ野郎かよ、って思うかもしれないけれど、内心本当にこんなこと思ってなくたって、うわべだけでも、こういう風に考えておくと、ああ人生って結構やり直しきくもんなんだなあ、って勝手に思えるものだ。(考えるだけじゃなくてそれなりの努力とかも必要になるから、それはそこで頑張ろう)

 

そんなこんなで最初に話は戻りますが、大学を卒業しました。

4月から社会人。未知の世界。正直、不安しかないし、ぬるま湯につかっていた学生が、そう簡単に社会に適応できるはずもない。それでも、この覚書を心に留めておけば、あの時以上の死にたいほどの絶望とか、爆発するほどの苦しさとかを味わわないで、また誰かに味わわせないですむような、そんな気がしている。

社会はそれほど甘くないかもしれない。それでも、そんな気がする。

 

大学卒業、ありがとうございました。

*1:頭にかゆみを伴う謎の発疹ができたり、抜け毛が酷くなったり

*2:2013年1月23日

*3:当たり前