私の中のさゆべぇ*1が、この世界は捨てたもんじゃぁぁ〜〜〜な〜い〜!!って歌ってる………*2
そう感じたのは、観劇の約5日前。
相も変わらず私のクソ名義でのFC先行、一般共に滅されまして、自分でご用意されたチケットはなし。まるたー*3のお友達が異常に多いんですけど、そのコミュニティの中でもチケットが枯渇しているらしく、安田担に回ってくるわけもなく。
チケツイに反応もなく、泥棒役者は諦めだなぁ、と思っていた私の元へ、降りかかった1通のDM。
「4月29日 13時公演1枚お譲りさせていただきたいです。」
神………………???
私の高校の同級生で、昨年めでたく丸山の妻になった新妻も全滅していたので、1枚なら新妻が行くべきだ、と思い声をかけのですが、就活と被って行けないのでかわりに行ってくれと…
棚ぼたいただきました。
そんなわけで、その節はお譲りいただきまして、また、ご丁寧かつ迅速なご対応、ありがとうございました!!
※この先は作品のネタバレを含みます。
舞台「泥棒役者」
いやぁ、面白かったです。
映画版を見ていたので、ストーリーや展開、落ちっていうのはわかっているのですが、舞台は生なので、また違った面白さがありました。
元々が舞台作品なので、この脚本が舞台映えするは、勿論のことなのですが!
それが生で見れて、すごく感激……!
丸山さんが演じる泥棒・はじめ。
根は優しくて、泥棒なんてやりたくないのに、先輩に脅されて、盗みに入ってしまうのですが…… もう!映画でもそうでしたが、まるちゃんのはわわ(´.♡`;;;)感…………!!
臨場感たっぷりなはわわこそ、これ、舞台で活きるんですよ〜〜〜!!!
ソファの中から出てくるとことか、実は犬が怖いところを隠そうとして、普通にバレるのとか、そうですぅ〜……のとことか。
下がり眉で、口から泡で出そうな顔がよく似合う、キュート&プリチー。
一度演じた役だから、入りやすいのかな。
丸山さん、ものすごくはじめちゃんに入っていたように見えますし、マクベス*4と違ってコメディだから、入り込んでもあんまり精神的に心配要素が少なく、ファンも安心して見られる感はあります(ごめんね、ファンのエゴだね)。
劇中に丸山さんが女装するシーン(赤い女優帽に赤いロングコート、ブロンドロングヘアのかつら)があるんですけど、丸子……………!丸子なの…………!?ってなりました。
ありがとうボス……………。
私丸山さんが女性的な言葉でお話されるのが好きな癖がある……丸子………
マッシュこと前園俊太郎役の東山紀之さん。
最初は正直、映画のマッシュ(市村正親さん)がものすごくハマっていたので、ヒガシさんのマッシュはどうなのかなぁ、と不安でした。
だって、スタイリッシュヒガシパイセンが、マッシュ……………??ってなったんだもん…。
でも、そんな心配や不安なんてなんのその。
さすが俳優さん。スタイリッシュヒガシパイセンの面影は残しつつも、世界観を壊さない、ちゃんとヒガシさんのマッシュでした。
今考えれば、ヒガシさんがコミカルな役をやってるのGM*5ぶりに見たな…………
映画同様、ワインをこぼしちゃったから洋服を変えるのにエプロン1枚になるシーンがあったのですが、肉体が屈強すぎて面白かったです。
屈強な絵本作家強い……
空気の読めないセールスマン轟さん。
元ホームチームの与座さんが演じられてましたが、良い意味で映画と全く違くて、良かったです!再演だとどうしても、前の演者さんに引っ張られて、その演者さんのカラーがうまく出ずに、前の演者の真似に見えることってあるじゃないですか。それが全然なくて、与座さんの轟さんになっていて、素晴らしかったです。
与座さんの轟さんって明るくて底抜けに面白くてハッピーだから憎めない!
そして、編集者の奥さん。
佐津川愛美ちゃんお顔も声もかわいいよぉ……… 映画版の石橋杏奈さんに負けず劣らず、可愛さがやばい。(29歳ってほんとですか……?)
ゴーストライターだと謎推理しはじめるけどあながち間違っていない奥さん可愛い……
個人的奥さんのマックス可愛いポイントは劇中劇で、ボスを裏切るコールガール・キャサリンと、キャサリンを元にしてメルヘンチックにした豚のキャサリンですね。
豚鼻と豚耳をつけて、語尾にブー!とつけて許されるアラサーはなかなかいないのでは……
カテコで、ヒガシさんのことを「ノリちゃん♡」と丸山さん呼ばれてたんですけど、いつの間にあなた達はそういう関係に…………?
ヒガシさんのお衣装の袖をつんつん、と掴みながら、「ねぇノリちゃん………ノリちゃん今日はなんでこっち(左肩)なん?」*6「思っている以上に(僕とノリちゃんは)ラブラブやからな♡」と、いちゃいちゃを見せてくるおじさん2人なんですけど、きゃわわすぎません………?
あと、カテコから袖にはけるときに、丸山さんが与座さんのお尻触ってました。
そんなとこから、丸山さんが座長として愛されていて、カンパニーの雰囲気もとて良いのが伝わってきて、素敵な作品だなあ、と。
笑いあり、涙あり、喜劇作品としてとっても素晴らしい舞台でした。
残念ながら初演の舞台を見ていないので、舞台対舞台の比較はできませんし、映画と比べてどっちが良いとかは言えませんが、映画版と比較すると、はじめの彼女が出てこなかったり、場面が終始前園家のみ、と一貫しているので、舞台の方がより、「泥棒が盗みに入った家でやむを得ず何役も演じることになる」という1つの筋を楽しめるような気がします。
とってもハッピーな気持ちになれる作品でした!ありがとうございました!
千秋楽まで、丸山座長をはじめとする泥棒役者カンパニーのみなさん、ケガなく、無事に駆け抜けられますように!